福祉文化特論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  前期   2 加納 恵子

授業の主題(テーマ)
新しい福祉文化を創造する余暇・芸術・まちづくりの理論と実際

授業の目標(講義概要)
福祉支援の目標が、2000年社会福祉法において「地域における自立生活」の実現と、明確に謳われて以来、その地域や生活の文化のあり方そのものが問われるようになってきた。本講義では、分野や対象にこだわらず、広く地域における福祉実践と文化創造の関係性の理論的考察と先駆的事例の分析を通して、新しい福祉文化創造の営為のメカニズムを学習する。

授業計画
本講義では、3部編成で授業を進行する。
(1部)余暇と遊びの福祉文化
1)余暇と遊びの福祉論
2)福祉をつくる余暇・遊び・レクリエーション
3)文化の基礎としての余暇と遊び

(2部)<地域人>とまちづくり
1)まちおこし・活性化・再生ストーリー
2)<地域人>の登場
3)「まちの遺伝子」

(3部)自分たちのコミュニティワーク・ドラマ演習
1)身近な地域福祉文化・エピソード拾い
2)ドラマのシナリオ・ライティング
3)ドラマ公演

評価方法
授業への参加・貢献度、各種レポート、ワークショップなど総合的に評価

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
@余暇と遊びの福祉文化 A<地域人>とまちづくり @一番ケ瀬康子・園田碩哉編 A中沢孝夫 @明石書店 A講談社現代新書 @2,000円 A700円

備考
後半は、ドラマ演習の導入など、「頭と心と身体」で学習するグループ・ワークショップ構成ですので、「演じる(ロール・プレイ)」醍醐味と有効性を味わってください。